* 文法的に過剰に厳密な翻訳調。「僕は」「僕の」など主語や所有格をほとんど省かない。英語の日本語訳のよう。
* わけがわからず説明も足りない比喩。いかにも気が利いているようで本当はでたらめに言っているんじゃないかと思われるような形骸化したメタファー。
* 架空のアメリカ人の逸話の多用。架空の親戚の逸話の多用。
* とことん回りくどい自己開示。
* 世界史の蘊蓄。わかったようで実は本人もなにもわかっていないんじゃないのか。
* ひどい渾名のついた友人。鼠、突撃隊。
* やたら多い行空け。
* 村上龍のことをさほど悪く言えないほどの、あるいは田中康夫を手放しで糾弾できない程度の舶来ブランドの小物を小道具として使う。フィアット600。
* 港町、海が見える酒場、チャイナ・タウン。不思議なことだが、某氏は早稲田に入ったはずなのに、彼が描く大学生活の舞台は出身地の神戸なのだ。
* しょっちゅうそのへんで洋楽が流れている。
* 一人称が「私」で二人称が「あなた」の、「彼女」の登場人物の会話はどれも同一人物のようである。
* 結構ひんぱんに知り合いが自殺する。
* 「ナントカカントカは、」と誰々は僕に言った。「ナニナニがナニナニナニだ。」
* 最後のほうで一行だけ、太字で「嘘つき!」とか彼女が叫ぶ。